近代建築_上野公園探訪
先日、ル・コルビュジエ没後50年展覧会が国立西洋美術館にて開催されていました。
展示会観覧と合わせて上野公園周辺の近代建築探訪をしました。
ル・コルビュジェによる”近代建築の5つの要点(五原則)”は国立西洋美術館においても散りばめられており、見事に設計思想が体現されています。
主観的な感想ですが、ファサードの玉石入りプレキャストコンクリートパネルやコンクリート打放し柾目現しは、モデュロールによるパネル構成と高さ設定から視覚的な演出がされており、現代においても調和された古さを感じさせないデザインであると感じます。
ル・コルビュジェによる設計:国立西洋美術館(1959年竣工)
前川國男による設計: 国立西洋美術館新館(1979年竣工)
ライトグリーン系の外壁材は公園内の木々に溶け込み、木漏れ日による乱反射が外壁の美しさを際立たせている。
前川國男による設計:東京文化会館本館(1961年竣工)
コンクリート打放し外壁と上裏のRが非常に美しく、対面の国立西洋美術館との調和がされている。